【2025年版】未経験からコピーライター、そしてフリーランスへ。経験してよかった「営業職」という選択

クリエイティブ

こんにちは、「ヒビコレ」管理人です。
現在はコピーライター/ディレクターとして、広告やWEB制作まわりを中心にフリーランスで活動しています。

独立してから丸7年。会社員時代を含めれば、キャリアは10年以上になりました。今回は、その中でも「経験して本当に良かった」と実感している“ある職種”について、2025年の視点で改めて書いてみたいと思います。

こんな人にオススメの記事です。
・営業職からクリエイティブ職へキャリアチェンジしたい
・フリーランスになりたい/なって間もない
・受け身の仕事から脱却し、主体的に案件を動かしていきたい
・自分の「やりたいこと」を形にしたいが、実現できずにいる。

結論:営業職の経験は、フリーランスで武器になる

多くのフリーランス志望者は、「スキルがあればなんとかなる」と考えがちです。たとえば、WEBデザイン、ライティング、コーディングなど“作れる力”に注目されがち。
もちろん技術は重要ですが、長くフリーランスを続けていく上で必要なのは、**「自分で仕事を取り、自分で回す力」**です。

その力を自然と身につけられるのが、実は「営業職」なんです。

私の前職は、営業でした

コピーライターになる前、私は医療機器のメーカーで営業職をしていました。その後、広告会社に転職した際も、最初のポジションは営業でした。当時は正直、毎月の数字を追い詰められるのも、スーツを着て動き回るのも苦手で、「早く辞めたい」と思っていました。

ですが、独立してからというもの、当時の営業経験が“スキル以上に”役立っていることを実感しています。

フリーランスに必要な「営業力」は、想像以上に大きい。

通常、広告会社や制作会社であれば、営業がクライアントから案件を獲得し、クリエイターはその仕事をこなしていくという立場です。セールス活動に積極的に関わっていくことは少ないのではないかと思います。

しかし、フリーランスになった瞬間、すべての仕事は自分次第になります。

  • 案件の獲得(営業)
  • 提案・見積もり(交渉)
  • 制作(専門スキル)
  • 請求・入金管理(経営)
  • リピートや紹介の仕組み化(関係構築)

一人で完結させる以上、「作る力」と同じくらい「売る力」や「回す力」も必要す。
営業職で身につけた「ヒアリング」「提案」「リスク管理」のスキルが、いまの自分の柱になっています。

そういった点において、会社員時代に営業職を経験していたことは私にとって大きな武器になりました。初めてのお客様でもしっかりと相手の課題を聞き取ろうという姿勢や、ちゃんと自分自身の利益を確保しようとする意識は、実際に現場で経験しておくことがとても重要だと思います。

上流に立つと、クリエイティブがもっと面白くなる

やりことを実現したいが、腹は出たくないですね。

フリーランスで活動していくうちに、次第に「もっとこうしたら良くなるのに」という思いが強くなってきます。

でも、ディレクターや営業が間に入る構造だと、自分の意見を直接通すのは難しいことも多い。

  • 【クライアント】  要望や目的を提示
  • 【営業・プロデューサー】要望を聞き取り、案件化・交渉
  • 【ディレクター】  制作方針を設計
  • 【クリエイター(あなた)】 指示通りに制作する

この構造の“末端”にいる限り、「自分らしさ」は発揮しにくいのが現実です。

自らがディレクターやプロデューサーを兼務することで、企画でもアイディアでも責任を持ち、ある程度の裁量を得ることができます。(その代わり、予算管理の手間や、クライアントからのクレームの矢面に立つという責任を伴います)

営業経験が、ポジションを変えてくれる

営業経験があると、クライアントの課題を“自分で拾って、自分で企画する”ことができます。つまり、プロデューサーやディレクターとしての役割まで兼務できる。

提案から入れるポジションになれば、責任は増えるけど、「自分のやりたい仕事」や「選べる仕事」も増えていくのです。

やりたいことを実現したいなら、上流に立つ。 そのためには、営業的な視点が必要不可欠です。

まとめ 営業経験は、キャリアの保険になる

私が営業を選んだのは、最初は「他にアピールできるスキルがなかったから」でした。でも今になって思うのは、営業経験はあらゆる職種に応用できる“最強の土台”だということ。SNSやポートフォリオで仕事が舞い込む時代だからこそ、営業や提案の基礎を持っている人が強いです。

もし今、営業という職種を避けているなら、もったいないかもしれません。

いつか独立したい。
もっと自分らしく働きたい。


そう思っている人こそ、一度「営業」というキャリアを経験しておくことをおすすめします。

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